低フロック化攪拌法によるマンガンペルオキシダーゼ大量生産法の開発
研究責任者 |
藤原 伸哉 福井大学, 産学官連携本部, 研究機関研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 糸状菌によるマンガンペルオキシダーゼ生産をスケールアップする際には、菌体が大きな集塊(フロック)を形成して生産効率が低下するという問題点がある。本研究では、菌体の増殖形態の制御方法を確立するための基礎データを取得し、生産速度を従来の2倍にあたる4 U/(mL・d)にまで増加させることを目標とした。 菌体の増殖形態に着目した検討を行うことにより、集塊の形成メカニズムを明らかにした。また、その対処法を検討したところ、マンガンペルオキシダーゼ生産速度を4.1 U/(mL・d)に増加させることに成功した。 今後は、本研究成果を基に大型発酵槽での生産条件を検討することにより、マンガンペルオキシダーゼ大量生産技術の確立を目指す。
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