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ガラスキャピラリによるX線の時間遅延および偏光制御技術開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 田中 義人  独立行政法人理化学研究所, 放射光科学総合研究センター・基盤研究部・物質系放射光利用システム開発ユニット, ユニットリーダー
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要ガラスキャピラリ偏向を用いたパルスX線の時間遅延技術開発および偏光制御技術開発が目標である。長さ70 cm、内径50ミクロンの湾曲可能なガラスキャピラリを用意し、これに放射光X線を導入するために、キャピラリの入力端に回転スイベルステージで構築したカプラ系を作製し、入力特性および出力特性を評価した。その結果、入力受け入れ角は約0.2°であることがわかり、最大50 %超の出力効率を得た。また、ビーム軸の偏角は、約3°を達成した。この結果を基に、遅延時間4 ps、偏光回転角0.2°実現できるよう設計した、長さ1.5 m、内径20ミクロンのキャピラリ、および、曲げ角調整ステージを作製した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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