研究責任者 |
津川 若子 東京農工大学, 大学院工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 還元糖とアミノ酸とのメイラード反応初期生成物である糖化アミノ酸は、化学合成は容易だが反応を停止することができないため、多様なメイラード反応後期生成物が混在し精製が煩雑である。糖化アミノ酸合成酵素を用いて合成することによって、精製物が容易に得られると期待される。本研究では「糖化アミノ酸合成酵素」と考えられる蛋白質を組み換え発現させ糖化アミノ酸合成を行うことを目標とした。5種類の候補蛋白質の大腸菌での組み換え発現に成功し、うち1種の蛋白質をグルコース、グルタミンと混合した場合、酵素を用いた検出法では糖化アミノ酸の存在を示す微弱な発色が見られ、薄層クロマトグラフィではグルタミンのスポットが減少する傾向が見られた。今後は反応および生成物の明確な確認を目指す。
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