チューブ内狭空間と超音波を利用する金ナノロッドアスペクト比制御技術の開発
研究責任者 |
興津 健二 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | アスペクト比や形状の制御された棒状の金粒子(金ナノロッド)を連続合成する方法を開発するために、チューブ内狭空間からなる流通式実験系に対する超音波照射効果について検討した。各種照射条件の影響を調べた結果、生成する金粒子の収率は原料溶液の流速に影響されることがわかった。また、振動子に対するチューブの固定方法も収率に影響を与えることがわかった。チューブ内狭空間からなる流通式実験系では収率が低いため、高効率合成法の開発ならびに比較実験として、バッチ式実験系で添加剤濃度の影響について検討した。その結果、添加剤の濃度を変化させると形状制御が可能であることが確認できた。今後、反応溶液内での定在波の形成を考慮した実験系の設計が必要である。
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