研究責任者 |
長谷川 由紀 独立行政法人理化学研究所, LSA要素技術開発グループ、LSA要素技術開発ユニット, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | マウスにおいてフィーダー細胞なしの状態で、CCL2タンパク質がiPS細胞/ES細胞の未分可能を維持しながら安定して培養させることを見いだした。ヒトiPS/ES細胞においては、未分化能の状態がマウスiPS/ES細胞様のブラストシスト様幹細胞ではなく、エピブラスト様幹細胞であると報告されてきているが、CCL2を添加した培地で培養することで、遺伝子発現変動をみてみるとヒトiPS/ES細胞がエピブラスト様幹細胞からより未分化能が高いブラストシスト様幹細胞に変化していることが確認された。このことから、CCL2添加により、マウスのようにより安定した培養、増殖が可能になるだけでなく、より効率よく安全に分化誘導が可能になると期待される。
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