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堆肥化過程の改善による難溶性リン資源の有効活用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 河野 憲治  広島大学, 生物圏科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究は、土壌に蓄積した難分解性有機態リンや難溶性無機態リンおよび低品位リン鉱石などの未利用リン資源を有効活用させる方法の確立を目標として、難溶性無機リンを溶解できるリン溶解菌や難分解性有機態リンの分解に関わる酵素活性が高い微生物群集を選抜し、それらを増殖・安定化させる条件を把握し、それら微生物群集を有機物資材の堆肥化過程を通じて増殖・強化させ、難溶性リンや低品位リン鉱石を作物に利用可能なリン形態へ変換するシステムを構築することを目的とした。リン溶解能力の高い細菌・糸状菌の検索・同定や糸状菌の増殖・安定化はほぼ目標を達成し植物によるリン鉱石の利用性への微生物添加効果を確認した。ただ、有機物資材による堆肥化過程の利用には至らず今後の課題を残した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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