農場サイドで完結する家畜のクラミジア性流産診断法の開発
研究責任者 |
大屋 賢司 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本課題では、家畜(羊・牛・豚)に流産を引き起こすクラミジアの診断法について、LAMP法の樹立を試みた。LAMP法は、これまで専ら行われているPCR法に比べ、1)反応が短時間で終了する、2)産物を目視できるため、モニタリング専用の機材や電気泳動を必要としない、等の利点があり、家畜生産の場で日常的に使用するのに適している。動物の流産などの疾病の原因となるクラミジアの中でも、一般的に最も病原性の強いとされるオウム病クラミジア特異的LAMP、およびこれらクラミジアを共通に検出するLAMPの2種類を樹立することができた。いずれの系も感度・特異性・反応時間ともに従来のPCR法よりも優れていた。
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