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環境に調和した生体適合オイルゲル化剤の応用開発研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 橋崎 要  日本大学, 薬学部, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要申請者らにより開発されたレシチンオルガノゲル化剤の実用化を目標に、化粧品・食品・環境分野への応用を検討した。まず、化粧品で汎用されるシリコーンオイルのゲル化を検討したところ、50wt%程度のシリコーンオイルを安定にゲル化できた。また、肌に馴染みやすく垂れにくい特徴を持つため、高付加価値製品に応用できる可能が示唆された。次に、食用油の固形化について検討したところ、中鎖脂肪酸トリグリセライドを固形化できる可能性を見出した。最後に、工業廃油の回収・処理システムの開発を行った結果、レシチンオルガノゲル化剤でケロシンをゲル化することに成功した。さらに、抽出溶媒に水を利用することで、ゲル中からゲル化剤を回収できることもわかり、このゲル化剤を再びケロシンに加えたところゲル化が確認された。これらの結果より、工業廃油の処理にレシチンオルガノゲル化剤を利用できる可能性が示唆された。今後は、処方の最適化を図ることにより、上記分野への実用化が期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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