透析廃液再利用のための新規吸着材および吸着器の開発
研究責任者 |
城﨑 由紀 岡山大学, 大学院自然科学研究科, 助教
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 申請者らが開発したキトサン-ケイ酸多孔質複合体粒子表面に酸化チタンを修飾し、透析廃液用新規吸着材を作製する。さらにその吸着材、既存の無機化合物、およびイオン交換樹脂の透析廃液に対する吸着特性を明らかにし、それらを組み合わせたカートリッジ型新規吸着器を開発するための指針を得る。コーティングの基板となる多孔質複合体粒子の比表面積を増大させるために、孔径を制御した。また、粒子の圧縮強度を架橋密度により増大させた。ゾル-ゲル法を用い粒子表面に酸化チタンをコーティングした。各種無機材料のタンパク質吸着特性は、ゼオライトが最も有利な吸着量を示し、一方、陰イオン交換樹脂は、透析液中のグルコースをほぼ完全に吸着した。
|