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病害と害虫あるいは線虫を同時に防除する新規な生物防除技術の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 百町 満朗  岐阜大学, 応用生物科学部, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究は病害と害虫あるいは線虫の両者に卓効を示す生物防除エージェントを用いた新規生物防除技術の確立を目指したものである。本研究の結果、昆虫病原菌として知られるB. thuringiensisの亜種の中に、植物の難防除病害として知られる青枯病を抑制するものがあることを見出した。また、同様に線虫病原菌として知られるB. thuringiensis CR371やStreptomyces avermitilisも青枯病を抑制することを見出した。さらに、殺虫用微生物農薬であるブリファード(Paecilomyces fumosoroseus)、ゴッツA(Paecilomyces tenuipes)、ボタニガードES(Beauveria bassiana)も青枯病に顕著な抑制効果を示した。病害と害虫あるいは線虫の両者に卓効を示す生物防除エージェントを用いた新規の生物防除技術は、生物防除の新たな展開を示唆している。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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