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制癌剤としての応用を目指した新規2量体ナノ薬剤の作製と薬効評価

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 笠井 均  東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要SN-38は強い抗癌活性を有することで知られるが、水溶性置換基を付けた化合物であるイリノテカンとして実用化されている。本研究開発では、逆転の発想により、SN-38の難水溶化を施したSN-382量体を用いて、キャリアフリーで、薬剤のみで構成されるナノ薬剤を創製した後、1.ナノ薬剤の細胞内外での動態、2.ナノ薬剤のエイジングによる薬効の向上、3.ナノ薬剤の薬効におけるサイズ依存性という3点を解明することに成功した。これらの知見は、化学のトップ論文雑誌に掲載されることが決定している。今後、上記の知見を活かして、企業への技術移転を図るとともに、マウスなどの小動物を用いたin vivo の実験系に進むことを目標とする。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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