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酵素反応を利用した蛍光金属錯体型糖鎖プローブ分子の汎用化技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岡田 朋子  東京工科大学, 応用生物学部, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要糖鎖が示す特異的な分子認識能を解明することは、癌に対する新たな治療法の開発や予防法の開発研究を促進する。本研究では、糖鎖の分子認識能評価に有効なプローブ分子である蛍光金属錯体型糖鎖に、酵素反応を利用して任意の糖鎖を導入する技術確立を目標とした。分子設計を基にして、基質として糖転移酵素に認識される蛍光金属錯体型糖鎖を合成し、さらに、シアル酸を蛍光金属錯体型糖鎖に導入する酵素反応条件を明らかにした。本方法は、従来の化学合成反応だけでは困難であった複雑な糖鎖を蛍光金属錯体型糖鎖に導入することを可能にし、蛍光金属錯体型糖鎖のプローブ分子としての汎用性を高めた。今後は、修飾糖鎖の種類を増やし、本手法が蛍光金属錯体型糖鎖へ糖鎖を修飾するための汎用な技術である事を、実用化に向けて実証する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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