GAPDH凝集阻害剤の創製による新規アルツハイマー病治療薬の開発
研究責任者 |
中嶋 秀満 大阪府立大学, 生命環境科学研究科 獣医学専攻, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本申請研究では、我々が発見した新規GAPDH凝集阻害ペプチド(GAI-1ペプチド)をシード化合物として、非ペプチド性低分子化合物へ発展させ、新規アルツハイマー病治療薬の創製と開発を目標とする。本年度は概ね計画通りに遂行できた。すなわち、前年度実施した7個のGAIペプチドの構造活性相関を纏め、特許申請と技術展示会発表を行った。また、新たに6個のGAIペプチドを設計・合成し、有効性評価系と副作用評価系から、GAI-1ペプチドよりも活性が強く、副作用のない、テトラペプチドにまで絞り込むことができた。以上の結果から、非ペプチド性低分子化合物へ展開する為の具体的な合成スキームが得られた。
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