フィンガープリントを用いた予測適応型モバイル通信切替システムの検証
研究責任者 |
鈴木 利則 東北学院大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究では主としてアクセスポイントの信号強度を予測する手法の開発と実環境における精度の評価を行った。その結果、フィンガープリントの時間変化から移動の程度を予測できること、フィンガープリントを構成するアクセスポイントの数は平均的には十分であること、過去の移動履歴から通信に適したアクセスポイントを85%程度の精度で識別でき、また、受信レベルが一定値を下回る可能性を目標とする70%程度の精度で予測しえることが明らかになった。一方、バッテリー消費や履歴情報のサイズ、様々な条件下での評価が実用上必要であり、その結果如何では新たな技術開発も求められよう。今後はそのような課題に対処する予定である。
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