研究責任者 |
尾前 宏 鹿児島県工業技術センター, 生産技術部, 研究専門員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 電子関連企業等で深刻化している静電気放電トラブルに対応するため、静電気放電の発生源と思われる被測定物の動きを監視し、静電気放電を検知したら、即座に放電位置を算出してビデオ映像上の該当位置にマーキング表示することで、放電源を可視化する技術を考案した。本研究では、この技術の実現可能性を検証するための装置を試作し、模擬放電試験環境と実環境での評価を行った。模擬試験環境では、方位:±30 度、仰角:0度~+30 度の範囲で発生させた放電源の位置を最大 1.7 度以内の誤差で算出し、640×480画素、30fps の動画像上で放電が発生する様子を可視化することができた。実環境で発生していた放電現象の可視化にも成功した。
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