研究責任者 |
新井 隆景 大阪府立大学, 工学研究科航空宇宙工学分野, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | ジャイロミル型風車は、垂直軸風車の一形態であり、風向に影響されず、小型で日本の風土に適した風車でありながら、ほとんど普及していない。これは起動時に大きなトルクが必要なこと、また低風速での性能が低いからである。これまでの研究で、起動特性を向上させるためには、失速を遅らせることと、失速直後の性能低下を防ぐことが重要であることが分かり、航空機の高揚力装置であるスラットやフラップの原理を応用し、翼構造にスリットを設けることで翼性能を改善できることを見出した。本申請では、このスリットの形状・位置の最適化を図り、翼上面の空気流れ層の剥離を抑制することで、起動性と低風速下性能に優れる翼の開発を行う。
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