研究責任者 |
鳥家 秀昭 津山工業高等専門学校, その他部局等, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 大型風力発電所から遠隔地に立地する運転監視所等において、落雷故障を含む様々な故障に起因して発生する超音波を解析し、これにより大型風車の故障診断技術の開発を目標として研究を行った。風車鉄塔内に超音波センサと計測用パソコンを設置し、パソコンに保存したデータを風車鉄塔から約150km離れた監視所まで公衆無線回線で伝送した。上記監視所で、平成23年12月~平成24年1月に風車ブレードへの落雷発生時に誘起する超音波の解析結果から損傷なしと診断した。増速機から発生する超音波の周期性に着目し、回転機軸受あるいは歯車の潤滑不足の兆候ありと診断した。この結果、目標の70%程度を達成できた。今後、ブレード損傷時の超音波計測に展開する。
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