1. 前のページに戻る

有用菌株を株レベルで識別する簡便・迅速な微生物同定法の有用性に基づくデーターベースの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 田村 廣人  名城大学, 農学部生物環境科学科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究は、細菌を16S rRNA遺伝子配列解析法と比較し、株レベルで簡便・迅速に識別するために必要な新たな手法とそのためのデータベース構築法を確立することを目的とし、その目的を達成した。つまり、細菌のS10-spc-alphaオペロンにコードされているリボソームタンパク質をバイオマーカーとするデータベースを構築することにより、産業的にニーズの高いLactobacillusおよびLactococcus属細菌では、Lactobacillus paracasei, L. caseiおよびLactococcus lactisの亜種の迅速識別が可能となった。さらに、環境から単離したSphingomonadaceaeでは、16S rRNAの塩基配列が1塩基のみ異なる細菌を、株レベルで識別できた。本手法をS10-GERMS法と命名し、今後は、本法の実用化を目指して展開する。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst