脳機能を模倣した最適解探索アルゴリズム・デバイスの開発
研究責任者 |
手老 篤史 九州大学, マスフォアインダストリ研究所, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 最短経路解の探索アルゴリズムはカーナビやインターネットのルーティング問題だけではなく、組み合わせ最適化問題にも応用されるので重要である。一方、粘菌は内部に輸送ネットワークを持ち、輸送量に応じて伝導率を変化させる。この粘菌が迷路を解くという実験結果があり、我々はこれまでにこの現象から新しい最短経路探索アルゴリズムを抽出した。本手法は正解の解が見つかることから高い有用性を持つと予想される。本研究ではこれまで問題点であった計算時間の短縮のために、アルゴリズムの改良やメモリスタを用いた専用デバイス開発の理論研究を行う。
|