高病原性鳥インフルエンザウイルスのヒト間世界流行変異を監視する診断キットの実用化
研究責任者 |
鈴木 康夫 中部大学, 生命健康科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 目標:高病原性鳥インフルエンザウイルスのヒト間世界流行変異を監視する診断キットの実用化を達成する。これまでにイムノクロマトを原理とする「試作キット」を作製したので、さらに改良し、高感度、高特異的な「完成キット」を創製する。 達成度:測定完了までの反応時間(10分)、キットの軽量性(3グラム)、特異性(ヒト型、および鳥型レセプターシアロ糖鎖識別能力)に関しては、95%以上の目標を達成した。検出感度については、被検ウイルスを発育鶏卵で培養したもの(ウイルス濃縮の必要なし)を用いて検出可能なところまで到達した。(達成度85%)。 今後の展開:このキットを、実際の発生国で実用的に使用し、これまで不可能であった、高病原性鳥インフルエンザのヒト間伝播可能変異の監視システムに適用していく。
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