赤外イメージング法と顕微ラマン分光法による生薬「カンゾウ」の非破壊的新規品質管理法の確立とデータベースの構築
研究責任者 |
木村‐須田 廣美 千歳科学技術大学, 総合光科学部バイオ・マテリアル学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 日本の生薬は約80%を中国からの輸入に頼っているが、生薬「カンゾウ」は国内でも栽培可能なため注目されている。カンゾウの根は生薬のみならず、甘味料としても広く用いられている。本研究では、“外国産との差別化を図る”、“食の安全を守る”観点から、生薬のデータベース構築も視野に入れ、あらゆる流通経路にも対応可能な生薬「カンゾウ」の品質管理法の開発を行った。具体的には、赤外イメージング法を用いたカンゾウ乾燥物におけるグリチルリチン酸の定性・定量分析の開発を行った。産地や形状の異なるカンゾウの根の赤外イメージング測定を行い、従来法である高速液体クロマトグラフィーと比較しながら定量の精度について検討した。
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