研究責任者 |
辻坂 敏之 奈良県工業技術センター, 繊維・高分子技術チーム, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 足首部分から膝下までを3分割し、テンション、編目の大きさ等の製編条件を変化させて、各部位の着圧が10hPa~40hPaの範囲で3水準の異なる着圧ハイソックス試料を作製した。それらの着圧ハイソックス着装時の着圧・圧分布の測定および着圧部分に対する官能評価を行い、足首から膝下にかけての快適な着圧範囲を決定すると共に、最適な着圧を実現する製編条件を明確にした。その結果、次のことが明らかになった。 下腿部上部(ふくらはぎ部分)の圧迫力が着圧ハイソックスの履き心地に大きく影響を及ぼし、下腿部上部における圧迫力を45hPa以下にすることが履き心地が良く且つ疲れない快適な着圧ハイソックスを設計する条件である。 圧迫力は弾性糸の挿入量を変化させることによって調整することが可能である。
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