表面プラズモンによる磁気光学効果の増大を用いた高感度バイオセンサの開発
研究責任者 |
山根 治起 秋田県産業技術センター, 電子光応用開発部, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究課題では、表面プラズモンによる磁気光学効果の増大現象を利用することで、高感度かつ低ノイズでの検出が可能なこれまでに無い新たな高性能バイオセンサの開発を最終目標として研究開発を行った。 バイオセンサで一般に用いられている全反射減衰法に基づく光学系配置を磁気光学測定に適用した新たな評価システムを構築することができた。本システムでは、垂直磁場が印加可能な電磁石中に置かれた試料に対して、測定光を5μm程度に集光可能であると共に、測定光を反射、入射角度可変、および、透過光学系での磁気光学特性が測定可能である。さらに、微細加工を使った磁性フォトニック結晶の作製など磁気光学性能の向上に必要な基盤技術を確立することもできた。
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