研究責任者 |
小浦方 格 新潟大学, 産学地域連携推進機構, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 実使用を想定したサイズの人工喉頭モデルを用い、実験により音高、音域制御性を評価した結果、音高の中央値で約420~470Hz、音高変化幅172~258centが得られた。音高が当初目標の2倍程度であり必ずしも十分とは言い難いが、音高変化は通常の会話として必要最低限の要求を満たすと思われる。この時の呼気圧は0.6~2.2kPa、音圧レベルは概ね65~70dB(flat)であり、人工喉頭単体としては想定した性能が得られた。部品製作上発生した障害のため、予定の評価実験は完了していないが、今後数ヶ月間で当初予定していた評価実験を行う予定であり、音高についても一定の改善が可能と考えている。
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