グラフェンを用いた電気自動車用配線材料の作製方法の開発
研究責任者 |
成塚 重弥 名城大学, 理工学部材料機能工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究課題では、グラフェン線材を作製するため、グラフェンの成長技術、パターン化技術に関して研究を進めた。金属触媒のパターン化技術の改善、パターン化した金属触媒を用いたグラフェンのCVD成長の最適化等をおこなった結果、初期的な段階ではあるが、20μm幅、触媒厚さ0.3μmのグラフェン+Ni触媒線材に対し、100mAのオーダーでの導電試験に成功した。今後、これらの研究成果を活用し、グラフェンの優れた導電特性を利用した電気自動車用配線材料の実用化を目指す。更にトランス、モーターコイル等への応用が実現すれば、性能向上と小型・省エネ・省資源化が期待される。
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