鉄鋼スラグからの先進塩基触媒の製造と資源循環型プロセスの創成
研究責任者 |
山下 弘巳 大阪大学, 大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | グリーン・サステイナブル・ケミストリーに貢献しうる資源循環型化学プロセスの構築を目的として、鉄鋼スラグを原料とした先進塩基触媒材料への変換と、それを利用した触媒反応への応用を行った。本研究では、鉄鋼スラグからの先進塩基触媒(ハイドロタルサイト)の合成方法を世界に先駆けて開発し、高機能化を図るとともに、合成した触媒がバイオディーゼル合成やCO2固定化反応など、よりエコロジカルかつ高度な触媒反応にも高い活性を示すことを明らかにした。今後は、本研究で得られた知見をもとに、次の資源循環型化学プロセスの探索を行うとともに、さらなる高活性触媒設計指針へと還元する。
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