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回転逆さコーン外表面の液膜上昇流およびミスト分散を利用して液混合と酸素の高効率供給を可能にする新規バイオリアクターの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 後藤 猛  秋田大学, 大学院工学資源学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要微生物による生理活性物質の効率的な生産には細胞の高密度培養が有効であるが、その最大の障害は呼吸量に見合う酸素の供給である。本研究では、頂点部を培地に浸漬して高速回転させた逆さコーンの外表面に形成される液膜からミストが放散される現象を利用し、培地の撹拌と酸素の供給を効率的に行う新規バイオリアクターを開発することを目的としている。逆さコーン撹拌器を有するバイオリアクターを試作し、種々の条件における酸素の液境膜物質移動容量係数を解析した。大腸菌の培養挙動の解析から、本バイオリアクターは培養細胞に対して低ストレスであり、脆弱な細胞の培養に適していることが分かった。今後はせん断応力に弱い放線菌による抗生物質の生産を試み、実証研究に向けた基礎データを取得する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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