眼球運動特性を用いたスクリーニング用視野検査装置の高精度化
研究責任者 |
小谷 賢太郎 関西大学, システム理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本提案では、眼球運動特性を用いたスクリーニング用視野検査装置の高精度化をめざした周辺視データ計測のためのマルチディスプレイ導入によるプロトタイプの拡張およびその検証と、神経節細胞を緑内障の影響によるK細胞系を選択的に検査するような指標が提示できるシステムに改良し、実際の計測時のユーザビリティを高めたプロトタイプ制作をおこなうことをその目標としている。本研究の提案に先駆けて、これまで研究代表者が開発した手法を応用したターゲット発見時の跳躍眼球運動の反応時間と眼球運動軌跡を計測し、これらの特性から視野領域を求める手法が、従来の視野検査装置と比べて、被験者にかかるストレスと検査時間を低減するために有効な手法であることを検証してきた。本提案では以下に示す通り、このシステムの有効性をさらに広げるための2つの拡張とその検証実験を行い、プロトタイプを構築することである。
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