革新的な変形性関節症治療のためのフラーレン医薬の開発
研究責任者 |
遊道 和雄 聖マリアンナ医科大学, 難病治療研究センター, センター長・大学院教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 変形性関節症(Osteoarthritis: OA)は、関節軟骨の変性と二次性滑膜炎ならびに、軟骨・骨の増殖に基づく進行性の関節変性疾患であり、QOLを高めうる治療薬は未だ開発されておらず治療満足度も低い。 平成23年度A-step FSステージ探索タイプ研究において研究責任者は、関節疼痛と関節変性の両方を制御しうる革新的なOA治療薬として、フラーレン(C60)誘導体に着目し、水溶性で、かつ高い抗酸化能を持つ数種類のC60誘導体の中から最も優れた薬効を示す水酸化C60をin vitro実験系で選出した。今後は、H23年度A-stepに選出した水酸化C60医薬候補の薬効を、疾患モデル動物を用いた動物実験において評価する計画である。
|