褐色脂肪細胞活性化を標的とした新規抗肥満・糖尿病薬の開発
研究責任者 |
橋本 統 北里大学, 獣医学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 脂肪を熱に変換してエネルギーを消費する褐色脂肪組織の活性化は、抗メタボリックシンドローム効果が期待できる治療法に応用できるとして注目を集めている。本研究開発では申請者が発見した、褐色脂肪細胞を活性化する新規エネルギー代謝調節因子の新規抗肥満・糖尿病治療薬としての有効性を検討した。その結果、in vitroおよびin vivoにおいて、この新規因子が脂肪前駆細胞または白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞へと分化させる能力を有し、エネルギー代謝を活性化していることを実証した。今後画期的な抗肥満・糖尿病薬の開発を目指し、この新規エネルギー代謝調節因子の生体内における活性化機構やシグナル伝達経路などを詳細に探索する。
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