粒子充填層空隙を利用した単純な液滴分割法の確立と連続重合プロセスの開発
研究責任者 |
安田 昌弘 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 申請者は、低流速、摩擦支配の押出流れ場で均一な剪断力をかけて液滴を分割・分散させれば液滴径分布の狭い液滴を作ることができると考え、ガラス球を充填したカラムを用いて液滴を分割・分散させ、液滴径分布が単分散に近い液滴の作製方法を新たに確立した。しかしながら、充填したガラス球の粒径の分散度に比べ、得られる液滴の液滴径の分散度が大きくなるという問題点があった。そこで本研究では、粒子充填層を焼結・固定するとともに、油相および水相の混合、送液方法を工夫し、生成液滴の変動係数を現状の最高18.6%から10%以下に低減させ、分級不要の実用的な高分子粒子製造や液滴分散液の乳化プロセス構築のための研究を行う。
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