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エバネッセント波の干渉を用いる長波長帯光ファイバ屈折率センサ

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 深野 秀樹  岡山大学, 大学院 自然科学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要マルチモード干渉(MMI)構造光ファイバのセンサ部の長さを変えた場合の干渉スペクトル波形の変化を、波長可変レーザ光源を用いることによって波長分解能を向上させ、高精度に測定できるようにして調べた。この手法で、干渉信号を詳しく調べて行くと、主モードの干渉信号の間の波長において、特異的に干渉が強く、また、そのスペクトル幅の小さい信号が出現するポイントがあることが、明らかとなった。この干渉が得られるMMI長を有するセンサにおいて、入射光波長を光通信波長帯の1540.4nmに固定し、水とエタノールの測定結果より、わずかな屈折率差(0.0266nm@25°C)を、光強度変化(32.4 dB)で検出できた。これは、屈折率を8.2×10^-6の精度で測定できることに対応し、平成24年度の目標値の10^-5以下を達成した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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