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ガラス内部のアルカリイオンを光で追い出すアルカリ金属ディスペンサーの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 畠山 温  東京農工大学, 大学院工学研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要アルカリ金属を含有したガラスに紫外線を照射するとアルカリ原子が真空中に追い出されることを過去の実験で見いだした。この現象を利用すると、従来の熱的な方法によるアルカリ原子供給源よりも応答が速く不純物生成の少ないアルカリ原子源の作製が期待でき、高純度のアルカリ金属が必要な新規材料合成分野などでの幅広い応用が見込まれる。実験ではパイレックスガラスにイオン交換によりルビジウムを拡散させた試料を作製し、紫外線を照射して、ルビジウム原子の脱離を測定した。現在のところ、ルビジウムと思われる信号と、光照射に由来する原因不明の信号の分離が十分できておらず、実験装置の工夫も含めて、今後引き続き研究が必要である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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