ナノダイヤモンドを用いたデジタル標的化DDSシステムの開発
研究責任者 |
小島 秀人 滋賀医科大学, 医学部生化学分子生物学講座, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | ナノダイヤモンド(ND)を用いた標的化DDSシステム開発の基礎検討を行った。遺伝子輸送ベクターとしての有用性を検討するために、マウス脊髄後根神経節(DRG)神経細胞に特異的に接着できるペプチド配列を水溶性ND表面に接着させた後、黄色蛍光色素(YFP)遺伝子を含むプラスミドと電気的な結合物(ND-YFPベクター)を作成した。このベクターは電気泳動による検討から遺伝子輸送体として安定して機能することを証明した。そこでND-YFPベクターを単離培養DRG神経細胞と反応させたところ、細胞内に黄色蛍光を観察した。今後マウスin vivoでの遺伝子輸送能と安全性を明らかにしたい。
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