カルシウムセンサーを導入したゼブラフィッシュによる薬剤評価系の開発
研究責任者 |
中井 淳一 埼玉大学, 脳科学融合研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 我々は、脳の多数の神経細胞の機能を解析するために、細胞活動の可視化技術を開発した。この技術は脳以外の組織・細胞にも応用可能な技術である。近年医薬品開発において、動物実験の時間・経費削減のためゼブラフィッシュの導入が始まっている。そこで本課題では蛍光カルシウムセンサーを導入したゼブラフィッシュの有用株を作出し、それを用いた新たな薬剤評価系の開発を行った。ゼブラフィッシュに我々の開発した可視化技術を組み合わせることにより、これまで測定が困難であった生体情報のモニターや、in vivoでの薬剤の光学的測定が可能となった。本研究成果は網羅的な薬剤作用の研究や、医薬品開発の効率化に寄与できると期待される。
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