簡易・迅速・低コストな浄化処理を可能とする多孔質粒状環境浄化材製造技術の開発
研究責任者 |
和嶋 隆昌 秋田大学, 大学院工学資源学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究課題の目的は、産業廃棄物である製紙スラッジと安価な未利用天然資源である珪藻土を原料として低コストな多孔質粒状浄化材を製造し、簡易かつ迅速な窒素・リンの連続浄化処理を可能とする技術を開発することである。製紙スラッジと珪藻土を1:1の比率で混ぜて水分を含んだ状態で形状を制御し乾燥することで、造粒や顆粒化が容易にできた。また、得られた乾燥物を800°Cで1時間加熱した後、3M NaOH溶液に固液比1:10で添加し、100°Cで8時間加熱することで、ゼオライト相を含む多孔質な粒状材を作成することができた。粒径2mmの浄化材をカラムに充填し、模擬溶液を用いて窒素・リンの処理を行ったところ、効率的な処理が行えることがわかった。
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