受容体発現変動に基づいた工業化学物質の新規毒性評価系開発
研究責任者 |
古武 弥一郎 広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 哺乳動物における毒性の中でも神経毒性は評価が難しく、従来の神経毒性試験に供する化学物質の数は限られているため、神経毒性を簡便に検出できる試験系の開発が不可欠である。本研究では、従来の神経毒性評価系になかった「神経細胞脆弱性を規定するグルタミン酸受容体 GluR2 の発言減少」を唯一の指標とし、神経毒性を有する工業化学物質を見出す効率的な評価系を構築する。動物個体レベルの神経毒性を調べる前段階として、細胞レベルの簡便な系で GluR2 発現減少を評価することの妥当性が本研究課題により検証されつつある。
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