研究責任者 |
高橋 宏治 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 近年、船舶等大型輸送機器や社会インフラ用部材の長寿命化や延命化に対する要望が年々高まってきている。本研究では、超音波ピーニングを用いることにより、社会インフラ等で使用される鉄鋼材料の初期き裂等を無害化し、延命化する技術を提案することを目的とする。深さが0.4mmおよび0.6mmの半円スリットを導入した高強度鋼に対して、超音波ピーニングにより深さ0.8mm程度まで圧縮残留応力を導入した。この試験片を用いて、平面曲げ疲労試験を行った。超音波ピーニングにより、深さが0.4mmまでの半円スリットを無害化できることが明らかとなった。本技術を開発・応用することにより、大型輸送機器や社会インフラ等の安全性向上および延命化による省資源化が可能となる。
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