研究責任者 |
森 幹男 福井大学, 大学院工学研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 本課題では、インプラント型補聴器開発のための骨伝導補聴器口腔内装着に関する検討を行った。まず、装着する歯による周波数特性の違いを34名の被験者に対して調べ明らかにした。次に、簡単な補聴器を試作し、周波数特性(利得)補正による了解性改善を試みた。今回の実験では了解性改善効果があまり認められなかったので、今後さらなる実験・検討を行う予定である。また、当初の予定にはなかったが、歯を介した骨導音が時間分解能に劣ることが主観評価実験によって明らになったことから、この点に関しても今後検討したい。なお、骨導音による補聴器コントロールの基本動作については実用化の見通しが得られた。
|