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柑橘由来化合物の虚血脳障害に対する脳保護薬としての可能性を検証する

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 奥山 聡  松山大学, 薬学部, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要これまでに我々は、様々な愛媛特産柑橘由来化合物が中枢神経系に作用する可能性を示してきたが、本研究課題では、その中の一つの化合物Heptamethoxyflavone(HMF)に注目し、虚血脳障害に対して脳保護作用を示すかどうかを、神経栄養因子産生作用などの面から検討を行った。C57BL/6マウスの頸動脈流を12分間止め、再灌流することで作製した全脳虚血モデルに対し、HMFの連続投与を行った。虚血手術後、脳の中でも虚血の影響を受けやすい海馬に注目し解析を行ったところ、HMF投与によって脳由来神経栄養因子(BDNF)の産生が促進されたことから、HMFは脳虚血障害に対し、神経細胞保護的に働く可能性が示唆された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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