1. 前のページに戻る

酸化チタンと超音波を併用した新しい口腔癌治療法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 高橋 宏昌  福岡大学, 医学部, 講師
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本課題の目標は、酸化チタンと超音波エネルギーを併用することにより、生体内での抗腫瘍効果を確認し、医薬品としての可能性を検討することである。これまでに、扁平上皮癌細胞株に対して酸化チタン水溶液と超音波を併用した結果、in vitroでの殺細胞効果を認めた。また、酸化チタンの濃度、超音波エネルギーの強度、超音波照射時間に依存して殺細胞効果が増強されることが判明した。In vivoの基礎的な動物実験でも、腫瘍に酸化チタン水溶液を直接注射することで、酸化チタンが腫瘍内の細胞に取り込まれ、超音波照射により、癌細胞に大きなダメージを与えることが確認できた。今後の展開として、ヌードマウスを用いた動物実験で、酸化チタンと超音波を併用した治療の抗腫瘍効果をより詳しく検討する予定である。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst