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感染性角膜疾患に対する光線力学的療法の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 近間 泰一郎  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要視機能に重大な影響を及ぼす角膜感染症の新しい治療法として光感受性物質(TONS504)と660nm単波長LEDを用いた光線力学的抗微生物化学療法(photodynamic antimicrobial chemotherapy: PACT)の開発を目指している。黄色ブドウ球菌およびMRSAに対する効果が確認でき、抗生物質に対する耐性のいかんにかかわらず光線力学的抗微生物化学療法(PACT)は有効であった。また、グラム陰性菌である緑膿菌および単純ヘルペスウイルスに対してもPACTの有効性は確認された。また、正常なヒト培養角膜実質細胞に対する細胞障害性は検出されなかった。現時点で検討された病原体に対しては、その種類にかかわらず光線力学的抗微生物化学療法(PACT)の有効性が確認されており、今後、真菌、アカントアメーバおよびヘルペスウイルス耐性株に対しての有効性を引き続き確認した後に、実験動物を用いたPACTの有効性確認を行っていく予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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