アプタマーを利用した電気化学的VEGF高感度・迅速検出システムの開発
  
  
  
 
  
  
   
    
    
    
    
      
        
      
      
        
          | 研究責任者 | 
          
          池袋 一典  東京農工大学, 大学院工学研究院, 教授
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     | 研究期間 (年度) | 
     
      2011 – 2012
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    | 概要 | 血管内皮成長因子(VEGF)の迅速検出を目指し、1本のアプタマーとペプチド核酸(PNA)から成るアプタマーの部分相補鎖(CaPNA)を利用することで、標的に結合したアプタマーと結合していないアプタマーを簡便に分離する手法(B/F分離)を開発した。種々のCaPNAをデザインすることで、VEGF存在下、非存在下において有意なシグナルを観察した。濃度依存性を評価したところ、25 nMのVEGFの検出を行うことが出来た。PNAを利用することで、B/F分離は2分で完了し、DNAを利用した場合と比較し、迅速な検出系を構築できた。しかし、バックグラウンドが高いことにより、pMオーダーの検出限界はまだ達成出来ていない。今後は、更に異なる配列を有するCaPNAをデザインすることで、バックグラウンドを低下させ、pMオーダーのVEGFを数分で測定することを目指した。
    
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