絹タンパク質フィブロインスポンジによる脊髄損傷創傷被覆と神経再生促進能を持つ高機能素材の開発と応用
研究責任者 |
武内 恒成 新潟大学, 大学院医歯学総合研究科分子細胞機能学(医学部 生化学第二), 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 脊髄損傷治療において神経再生環境を整え、将来的に脊髄損傷において治療法として有効視されているiPS細胞などの移植再生治療の際の生体内被覆基盤材料の開発と基盤技術の構築を狙っている。そのために高機能フィブロインスポンジの生体内での治療に向けた応用の更なる確認と安全性検証をこの研究課題期間中に完了し、技術移転の可能性を示すことができた。さらに、核酸医薬へのスポンジの薬剤徐放効果と、さまざまな材料との組み合わせによる高機能化を検討した。また生体内への移植による急性期炎症や長期留置における炎症反応性の検討をおこない、優位性と差別化をさらに図った。
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