Coded Excitationを応用した超音波軟組織内における微細石灰化検出法の確立
研究責任者 |
田邉 将之 熊本大学, 大学院自然科学研究科(工), 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究の目標は、生体内の結石や石灰化が超音波カラードプラ計測に対して特異的にエンハンスを示すTwinkling Signと呼ばれる現象のメカニズムを解明し、高SNR手法であるCoded Excitation法(本研究で採用したGE社スキャン手法B-Flowが該当)を適用することで、初期乳がんのサインである微細石灰化(直径200μm)を検出する手法を開発することである。本研究により、微細石灰化表面に横波が発生することによりエコーとして尾引き信号が発生し、その尾引き信号がTwinkling Signを引き起こす原因であることが強く示唆された。今後も研究を進め、Twinkling Signの発生メカニズムの完全解明を目指す。
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