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媒体ミル粉砕における混入磨耗粉の磁場分離技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 倉橋 直也  京都府織物・機械金属振興センター, 企画連携課, 技師
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究では、媒体ミルの粉砕過程で混入する磨耗粉を磁場により分離・除去する手法を提案し、その利用可能性の実証を目的としている。このことから、媒体の高比重化による粉砕条件の修正及び難粉砕物である繊維状フィブロインの微粒子化に取り組むとともに、磁場分離装置を試作し粉末試料からの磨耗粉の除去分離の可否について検討した。 その結果、媒体ミルの粉砕条件を適正化したことにより、フィブロインを目標値(5μm)以下の微粒子とすることに成功した。また、試作した磁場分離装置はフィブロイン粉砕物からも有意に磨耗粉を分離し得ることが明らかとなり、粉体製品に含まれる磨耗粉の低減に本手法が有効であることを実証した。今後の課題として、フィブロイン粉末の解砕手法、並びに粉砕過程における変色の防止手段を見出す必要があることが分かった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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