研究責任者 |
山本 桂一郎 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 現行蓄光成形品は、高分子成形材料と蓄光材料を配合し硬化させ製品化されている。表面層には、透明度の高いものを使用し特に形状の制御は行っていない。発光量は蓄光材料の配合量で制御し、より明るく光らせるには、その配合量を増加させ達成している。しかし、蓄光材料はレアメタルを使用するため高価であり、コストパフォーマンスは低い。そこで、蓄光成形品表面に透明樹脂層を設けて微細レンズ加工を施すことで、集光量増加により輝度を上昇させることを試みる。いくつかのレンズ形状を製作し実験を行った結果、特に蓄光量を少なくした場合の発光の輝度が、従来のものより最大で13%向上した。また、レンズ効果により、光の入射角が水平方向に近くなっても蓄光することがわかった。
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