冷間成形性に優れた高強度マグネシウム合金とそのプレス成形技術の開発
研究責任者 |
高津 正秀 大阪府立大学, 工学研究科, 講師
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 自動車の軽量化にマグネシウム(Mg)合金の利用が注目されているが、高張力鋼板やアルミニウム合金に対抗するには、コストに見合った冷間成形性と強度が求められる。申請者は、過去にAZ31合金で開発した結晶方位ランダム化による冷間成形性改善技術を、高強度の時効硬化型Mg合金AM60に適用し、上記目標を達成しようとした。その結果、広幅材でのランダム化と冷間曲げ性は確保できたが、冷間深絞り性は無理で、200°Cまでの加熱でも通常工程で容易に作成できる微細粒底面配向材を超えられなかった。今後、高強度材については結晶粒微細化による高速プレスでの成形可能温度の低減や、強度は劣るがAZ31合金の冷間プレス成形の実用化を目指したい。
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