拍動収縮リズムの変動予兆を感知できる培養心筋システムの開発----心筋に作用する新薬開発のin vitro評価システムの創出
研究責任者 |
小川 和重 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 第一の目標は、P19CL6-A1に蛍光蛋白標識Connexin43(FP-Cx43)を導入して安定発現株を作製し、親株の分化法を適用してFP-Cx43発現心筋を作製することである。Cx43遺伝子挿入pEGFP-N1を親株に導入し12種のG418耐性クローンを作製した。9クローンはギャップ結合構成蛋白としてFP-Cx43が発現し、分化材料の作製に成功した。至適クローンを絞り込み、親株で確立した分化法と開発中のコロニー分化法を適用して分化条件を検討した結果、FP-Cx43発現心筋の作出に成功した。分化率が非常に低いため、現在、条件を再検討している。従って、第二の目標である「FP-Cx43発現心筋細胞の協調拍動センサー機能の評価」は行っていない。
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