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変異能力を有したB細胞株を用いた動物細胞ディスプレーによる単鎖抗体の親和性成熟システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 金山 直樹  岡山大学, 大学院自然科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要単鎖抗体を抗体重鎖定常部Fcとの融合タンパク質としてDT40細胞表面に発現させ、DT40の変異能力により効率よく高機能の変異体を得るための技術開発を行った。scFv抗体としての発現例のある上市されている抗EGFR抗体のscFv遺伝子をDT40に組み込んだが、Fc融合タンパク質として発現には至らなかった。抗体によってはそのままではDT40での発現に適さない例があることが明らかになった。蛍光タンパク質のFc融合タンパクを発現するDT40を用いた検討では、導入した蛍光タンパク質遺伝子に変異が導入され、改変した蛍光タンパク質の単離に成功した。今後、発現可能なscFv抗体遺伝子をDT40に導入することによって、変異と選択により親和性の向上したクローンを単離できると考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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